本日3月11日で東日本大震災から2年となりました。

ちょっととりとめのないお話になりますがお許しください。

 

もう2年とかまだ2年とか言葉の表現はその人それぞれだと思います。

被災した知り合いの東北の方のお話を聞くと、「震災の番組は見ない」「そっとしておいてほしい」という意見もありました。

今日聞いたラジオ番組では、やっと「0」に戻っただけで、まだまだ先が長い復興活動が必要というお話をしていました。

「被災地支援の募集を見て、2年たったのだからもう支援活動なんて必要ないのでは?」という話も聞きます。

テレビなどで報道される場所などもある程度限られるため、仮設店舗で営業を開始したというようなお話を聞くと、どんどん再建しているのだと思う方もいらっしゃると思います。

 

当たり前のことかもしれませんが、人それぞれ生活環境や被害状況、考え方・心の問題などが異なるわけで、一概に「もう2年・まだ2年」「復興した・していない」など言えるものではありません。被災地域の人口も被災前と比べて減少したため、商店などを再開しても被災前と同じ規模のマーケットが各地方には無く、まだまだ大変な状況は続いています。

2011年の5月、福島県南相馬市で現地の方といっしょにボランティア活動をした時の事。その時の最終日は写真洗浄を行いました。いっしょに作業されていた現地の方が「親戚を失い、仕事も無く元気が出ない」と言っていたことをたまに思い出します。直接現地の方にお話を伺うと、切実さがとても伝わってきました。

 

多くのご遺族や被害を受けた方々が少しでも平穏な日々を過ごせることを切に願います。

お亡くなりになられた方のご冥福と、行方不明の方が早く見つかることを心よりお祈りいたします。

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